丹波栗[語句情報] » 丹波栗

「丹波栗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

丹波栗の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
庭の追憶」より 著者:寺田寅彦
を溶かした黄絵の具で染めたものである。 正面の築山の頂上には自分の幼少のころは丹波栗の大木があったが、自分の生長するにつれて反比例にこの木は老衰し枯死して行っ....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
て、焦茶色の大粒の栗の実が、四つ五つころころと転がり出した。 「いよう。栗だな。丹波栗だ……。」 私は思わず叫んだ。そしてその瞬間、子供のように胸のときめきを....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
東端は丹波、丹後、但馬であります。これらの国々の名は色々の言葉で思い出されます。丹波栗、丹波酸漿、丹波焼、丹後縞、丹後紬、丹後縮緬、但馬牛など、皆よく響き渡った....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
きで、秋はその隣へ小さな木犀と山茶花、安行からは富有柿の若木が来る。いけて置いた丹波栗が芽を出す。何やらかやら皆大きくなり、おまけに隣地の檜の木までが林のように....