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丹羽文雄
「丹羽文雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
丹羽文雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「もの思う葦」より 著者:太宰治
は十一月の海を眺めながら思う。)百姓である。十代まえからの水呑百姓、だけである。
丹羽文雄、川端康成、市村羽左衛門、そのほか。私には、かぜ一つひいてさえ気にかかる....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
い時代の人間性が輝くのである。これこそ時代のモラルであるとし、高見順、石川達三、
丹羽文雄の新進諸氏の作品は題も「嗚呼いやなことだ」「豺狼」等と銘し、室生犀星氏が....
「おのずから低きに」より 著者:宮本百合子
ている気持ではなくて、当今、人気作家と云われている作家たちは阿部知二、岸田国士、
丹羽文雄その他の諸氏の通りみな所謂《いわゆる》純文学作品と新聞小説と二股かけてい....
「鴎外・漱石・藤村など」より 著者:宮本百合子
中での感情は、親子のいきさつに対してもまだ非常に旧いままの内容形式で生きている。
丹羽文雄氏が、放蕩はしてもよそへ子供は拵えない、何しろ子供にはかなわないからね、....
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
観察の角度と創作方法をもたなければならない。それは、どうして発見されるだろうか。
丹羽文雄が主体性ぬきの現実反映のリアリズムからぬけ出て、少くとも歴史の前進する角....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
うにして新しい表現と多彩な内容とを持つであろう。 「私小説」否定の問題について、
丹羽文雄によって独特な説明と文学実践が行われている。戦争中海軍の特派員に動員され....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
目を集め、批判をうけましたが、ひきつづきいくつかの形で二・二六実記が出て来たし、
丹羽文雄の最後の御前会議のルポルタージュ、その他いわゆる「秘史」が続々登場しはじ....
「今年こそは」より 著者:宮本百合子
が単独講和でも早いほうがよいという回答をしています。そして石川達三、石坂洋次郎、
丹羽文雄、その他の作家や学者のある人は、全面講和でなければいけないと主張していま....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
『文学者』という雑誌が刊行されました。同人としては、伊藤整、板垣直子、春山行夫、
丹羽文雄、本多顕彰、徳永直、徳田一穂、岡田三郎、尾崎一雄、尾崎士郎、大鹿卓、和田....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ープをつくって、東京の情操にうるおいを与えるそうです。顔ぶれは秋声、和郎、武麟、
丹羽文雄、横光利一、もう一人二人。林芙美子、深尾須磨子諸女史はイタリー、ドイツを....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
のことについては同情いたします。
『現代』の高見順の文章よみませんでした。でも、
丹羽文雄にしたって誰だって、全く云われている通りよ。その点で本当に新しい人は殆ど....
「わが思想の息吹」より 著者:坂口安吾
いることの事実を、事実としてゞなしに、作者の思想の息吹を通して読みとって欲しい。
丹羽文雄君が「二十七」を不マジメな私小説だと云い、あのように他人のスキャンダルを....
「西荻随筆」より 著者:坂口安吾
丹羽文雄の向うをはるワケではないが、僕も西荻随筆を書かなければならない。どうして....
「スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
全然モデルもなく全くのフィクション、たゞ事実なのは日本が敗けたということだけだ。
丹羽文雄の『現代史』の失敗は、あゝいったきまった人物を書いたため、モデルに圧倒さ....
「文学的饒舌」より 著者:織田作之助
んじ」という文芸春秋の小説は主人公の海千山千的な生き方が感じられてがっかりした。
丹羽文雄氏にもいくらか海千山千があるが、しかし丹羽氏の方が純情なだけに感じがいい....