» 主を取

「主を取〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

主を取の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仮装観桜会」より 著者:佐左木俊郎
の着物を着て、同じ仮面をつけた六、七十人の職工たちは、ただ一人背広を着ている工場主を取り巻くようにして長い土堤《どて》の上を雪崩《なだ》れていった。 用水堀の....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
それについてはどうも心あたりが無い。お前にはもう探索が届いているのか」 「還俗坊主を取りおさえただけで、その相棒の米吉の居どころがまだ判りません」と、半七は答え....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
ている妹を見て泣いた。しかしその胴体はしきりに水を要求している。そしてその色魔坊主を取り殺すと呼んでいる。 しかしどうせもうあかんものなら病院へ入れることは無....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
らないながら、下になっている屍骸を検分するには、ぜひとも、その上になっている鼾の主を取り退《の》けなければなりません。 「これこれ、お起きなさい」 兵馬は、そ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ジュはそれを見てとった。 「婦《おんな》よなにゆえに哭《な》くや。」――「わが主を取りし者ありていずこに置きしかを知らざればなり。」彼女かく言いて振り返りみ、....
海坊主」より 著者:田中貢太郎
の気の多い連中のことだから、 「そいつは怪しからん、やっつけろ」 と云って、坊主を取り囲んでさんざんに撲りつけ、倒れるところを曳きずって往って、浪うち際へ投げ....
鈴が通る」より 著者:三好十郎
れちまってら。それをへえ、お前みてえにいつまでもだな、いえさ、息子を取られたり亭主を取られたり親父をとられたりした者は一杯いらあ、それがみんな諦らめて、忘れよう....
山の人生」より 著者:柳田国男
また江戸期の終りに近くなってからも、筑前の海岸に生まれた女で長命して二十幾人の亭主を取替えたという者が津軽方面に出現した。その長命に証人はなかったが、両人ながら....