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主任
「主任〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
主任の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「階段」より 著者:海野十三
装をしているのを発見して驚いてしまった。あとで知ったことだが、佐和山女史は図書係
主任を兼任していてこの室に席があるとのこと、その前の小さな机の一つには一脚の椅子....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
。以上のことを行うについて、次のような人員配置にする。――」 といってその担当
主任や係を指名した。一同は何でも彼でも、それを突きとめて、課長の賞讃にあずかりた....
「海底大陸」より 著者:海野十三
こで考えた。第一に、船医を呼んで視力を恢復させるように努力すること。第二に、電気
主任を呼んで、この怪しい黄霧を散らすこと。第三に、一等運転士のパイクソンがすこし....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
た。 『どうです、洋物部の損害は?』と丁度居合わした半分真黒けな顔をした洋物部の
主任に訊くと、 『全滅です、』と淋しげに笑った。 爰を通って新築の裏口から賄い....
「画学校時代」より 著者:上村松園
のように感じます。東宗北宗などと言いますと…… 東宗というのは柔かい四条派で、
主任の先生は望月玉泉さん。 西宗というのは、新しくぼっこうした西洋画つまり油絵....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
」 と、帆村は内ポケットから手紙を出して、課長に渡した。それは課長の次席にいる
主任の芥川《あくたがわ》警部からのものだった。手紙の内容は、これまた愕《おどろ》....
「火星兵団」より 著者:海野十三
中で、少年に関係があった事件と言いますと、皆で三件あります」
と、佐々刑事が、
主任の机の上から帳面を持って来た。
一同は、その帳面の方へ、頭をよせる。
「ま....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ろうな」 「ウン、大丈夫! ウンと活動するぞ、おれは外で働き、家の方は女房を防護
主任にしてやらせる」 「鉄さんのおかげで、わが防護団は俄然強くなった。さあ、二人....
「キド効果」より 著者:海野十三
す。実は僕は木戸博士の御測定に或る疑問をもって、極く最近のことですが、大学の理科
主任教授|里見先生|立会の上、例の容疑者三名について興奮曲線を取り直してみたので....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
なく、明治三十二年の九月であった。高等官の教授を栄としたわけではないが、露語科の
主任たる恩師古川の推挙を満足して喜んで就任した。古川はその後いくばくもなく病気の....
「想い出」より 著者:上村松園
で田村宗立先生、南宗は巨勢小石先生、北宗は力のある四条派で鈴木松年先生がそれぞれ
主任でした。私はこの北宗の松年先生に師事致しました。女学生は私の他にも各宗に二人....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
にあらず。 一寺住職すなわち牧師たるものは、その寺の礼拝、説教、婚礼、葬式等を
主任するほかに、ときどきその檀家信徒を巡回し、起居安否を尋問し、病客あるときはそ....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
士はしずんだようすで、かれの話に耳をかたむけていた。 「これで、ながい間、ばかな
主任教授に見はられながら、苦心したかいがあったと思ったね。田舎の大学で頭のさえな....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
とりまとめるのに非常に苦労をした。 書記長の仕事は中央執行委員会の取りまとめの
主任務のほかに、演説の要請があれば出ていく、国会対策にも足もふみ込むなど非常に忙....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
合、関東庁側は若い課長連が出るのに軍では高級参謀、高級副官が止まりで、私ども作戦
主任参謀などは列席の光栄に浴し得なかった。満鉄の理事などにも同席は不可能なことで....