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主演
「主演〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
主演の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
》ねおき、活動を見に急いだのです。
映画は、むかし懐《なつか》しい大河内伝次郎
主演、辻吉朗監督『沓掛《くつかけ》時次郎』でありました。ところは太平洋の真唯中《....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
できいた。 ある三流小屋の前まで来ると、豹一ははっと顔をそむけた。村口多鶴子の
主演している古い写真がセカンドで掛っているのだった。絵看板のなかで、あくどい色に....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
を現わした。そして開演中の竜宮劇場の楽屋へノコノコと入っていった。赤星ジュリアの
主演する「赤い苺の実」が評判とみえて、真昼から観客はいっぱい詰めかけていた。いま....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
がすすまないので、このほうは失礼して邦楽座の映画を見に行った。 グレタ・ガルボ
主演の「接吻」というのを見たが、編輯のうまいと思うところが数箇所あった。 たと....
「映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
立って来はしないかと思われる。 両国の花火のモンタージュがある。前にヤニングス
主演の「激情のあらし」でやはり花火をあしらったのがあった。あの時は嫉妬に燃える奮....
「映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
た上記のものとは種類のちがった珍しい錯覚を経験した。それはこうである。ベルクナー
主演の「女の心」(原名アリアーネ)の一場面で食卓の上にすみれの花を満載した容器が....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
を忘れていたらしい。 一番目「嘆きの天使」はかつてスタンバーク監督ディートリヒ
主演の映画を見ていたので、それとこれとを比較して見るという興味があった。さて「高....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
だ。なんといういい役どころではないか。われわれ飛行島戦隊なるものは、日本攻略戦の
主演俳優みたいなものだ。大いにその光栄を感謝しなけりゃならん」 「ほほう、わが飛....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
、他はオリムピアと呼号し、前者はいま――というのは私のいたとき――ロン・チャニイ
主演「刑罰」、後者はアイリン・プリングルとチェスタア・コンクリン共演の喜活劇を上....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
この芝居の空前の成功には三つの理由が挙げられています。即ち、戯曲そのものの魅力、
主演俳優コクランの妙技、それから、当時の演劇界を風靡していた自然主義的舞台への反....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ファンク博士というカメラマン兼映画カントクが来朝して、日本側では早川雪洲、原節子
主演の「新しき土」とやらいう日独テイケイ映画をつくった。そのとき浅間山のバクハツ....
「中毒」より 著者:織田作之助
く、言葉も明瞭に、断末魔の科白をいやという程喋ったあげく、大写しの中で死んで行く
主演俳優の死の姿よりも、大部屋連中が扮した、まるで大根でも斬るように斬られて、こ....
「京鹿子娘道成寺」より 著者:酒井嘉七
は、鐘の中へお入りになったのでございます。 舞台の中央には、鐘がふさっており、
主演者のない舞台はお坊主さんたちにまかれております――つまり、祈りの段でございま....
「殺人迷路」より 著者:佐左木俊郎
。今、やっと売り出しかかっている女優なんだ。そら、いつか、君と観に行った宮部京子
主演の『東京哀歌』で、ステッキガールになった少女がいたろう」 「あっ! そうか、....
「私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
にもてていた頃でありましょう。 この時代には、連続映画黄金時代で、エラ・ホール
主演「マスタキー」、チャレス・ハチソンの「ハリケン・ハッチ」、繩ぬけ名人ハーリー....