主潮[語句情報] » 主潮

「主潮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

主潮の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
ど全く人々の注目する処とはならなかったのであった。 大正八九年頃、当時、私は「主潮」と謂う雑誌を編輯《へんしゅう》していたのであるが、その中で、私は「大菩薩峠....
文学上の復古的提唱に対して」より 著者:宮本百合子
「もののあわれ」について云々したりすると、そこに一応読者が生じるのは、古典文学の主潮としての「もののあわれ」そのものが知りたいというより、佐藤春夫氏という現代の....
今日の文学と文学賞」より 著者:宮本百合子
て考えられると思う。 それにひきつづく略《ほぼ》十年間、一九三三年頃まで文学の主潮はプロレタリア文学にあり、日本の歴史のふくむ複雑な数多《あまた》の原因によっ....
新年号の『文学評論』その他」より 著者:宮本百合子
に地方にあっては、深い注意をもって評価され集積されなければならない。私は『鋲』『主潮』『関西文学』その他を見て編輯に従事している若い活動家が闘っているであろうさ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
『唯物論史』 『ヘーゲル哲学解釈』 ?『種の起原』 ※ブランデス『十九世紀文学主潮史』 ※『世界文学講座総論編』英・独・仏・露 ※ジイド『ドストエフスキー論』....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
だけがもつ心もちではないと思います。今年の正月は、全くわたしもすがすがしい気分が主潮をなしていて、清朗であり、そこに光りもとおして居りますけれど、思えば思えば御....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
ならないものである。しかし局部的にはこれほど勢力のある天理教が、現在の日本文化の主潮とほとんど没交渉なのはどういうものであろう。わたくしの天理教に関する知識はわ....