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主膳
「主膳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
主膳の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
なだゆう》のおこよと云う者を見初《みそ》め、浅草|竜泉寺《りゅうせんじ》前の梶井
主膳《かじいしゅぜん》と云う売卜者《うらないしゃ》を頼み、其の家を里方にいたして....
「忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
ったをはじめとし、青木新兵衛、乙部《おとべ》九郎兵衛、萩田|主馬《しゅめ》、豊島
主膳《とよしましゅぜん》等、功名する者|数多《あまた》にて、茶臼山より庚申堂《こ....
「仇討禁止令」より 著者:菊池寛
しまった。 二 同じ日の夜、士族の屋敷町である二番町の小泉
主膳の家に、家中の若い武士が、十二、三人集っていた。 小泉
主膳は、長州の高杉晋....
「仇討三態」より 著者:菊池寛
郎は七十二歳の高齢であった。 兄弟がめでたく帰参したときは、新発田藩では、嫡子
主膳正|直溥の世になっていた。が、君臣は挙って、幸太郎兄弟が三十年来の苦節を賛嘆....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
十二、相津玄察年三十二、布津の太右衛門年六十五、参謀本部を構成し、益田好次、赤星
主膳、有江|休意、相津宗印以下十数名の浪士、評定衆となり、目付には森宗意、蜷川左....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
汲んどくべえ」 与八は手桶《ておけ》をさげて井戸端へ出かけます。 主人の神尾
主膳《かみおしゅぜん》というのは三十越したばかりで、父が死んでの後はいい気になっ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ま》されて夜逃げをしてしまいました」 「四谷の神尾様というのは、あの伝馬町の神尾
主膳様のことでございますか」 「そうです。その神尾様、三千石のお旗本なんだから、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
まったから、それで更に手数がかからなかった」 七 旗本の神尾
主膳《かみおしゅぜん》はお預けから、とうとう甲府|勝手《かって》に遷《うつ》され....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
来ました。 頭巾《ずきん》こそ被っているけれども、これは紛《まぎ》れもなく神尾
主膳の微行姿《しのびすがた》であります。 「ははあ、江戸名物女軽業大一座」 神....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
から語られた机竜之助の挙動はこうでありました―― 擬《まが》い者《もの》の神尾
主膳であった折助の権六を一槍《いっそう》の下《もと》に床柱へ縫いつけた時、
主膳の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
一 甲府の神尾
主膳《かみおしゅぜん》の邸へ来客があって或る夜の話、 「神尾殿、江戸からお客が見....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の雨の日は、夜になっても二人の合奏の興が続きます。 四 神尾
主膳はその後しばらく、病気と称して引籠《ひきこも》っておりました。引籠っている間....
「皿屋敷」より 著者:田中貢太郎
番町の青山
主膳の家の台所では、婢のお菊が正月二日の昼の祝いの済んだ後の膳具を始末していた。....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
、一座を見廻して云い出した。 月見の宴で 1 「辻斬の噂、どんな辻斬で?」と前田
主膳という武士が訊いた。 「撞木杖をついた跛者の武士が辻斬りをするということで厶....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
人の知るところ)。久米は平内妻の姓であるとか。元は兵藤平内兵衛といった人、青山|
主膳の家臣、豪勇無双と称せられた勇士です。石平道人|正三(鈴木九太夫)の門人であ....