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主計頭
「主計頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
主計頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
日並びに順序を定めた。一番は小西摂津守行長、松浦法印鎮信以下一万三千、二番加藤|
主計頭清正以下二万二千、三番黒田甲斐守長政以下一万一千、更に四番から二十番まで総....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
兵衛。それから――」 「それから誰じゃ」 「ちとこれは他言を憚りまするが、遠藤|
主計頭様が、お忍びでちょくちょくと参られまするでござります」 「なにッ。遠藤どの....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
》備後守《びんごのかみ》、永井《ながい》信濃守《しなののかみ》、井上《いのうえ》
主計頭《かずえのかみ》、土井《どい》大炊頭《おおいのかみ》、この四名連署の老中書....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
年七月に東京から福山に遷った。当時の藩主は文久元年に伊予守|正教の後を承けた阿部
主計頭正方であった。 優善の友塩田|良三はこの年|浦和県の官吏になった。これよ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
うまでもないが、あとにもなお尊敬されているはずの身分でありながら、今一歩で卑しい
主計頭の妻にされてしまう所などを読んでは、恐ろしかった監のことが思われた。源氏は....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
数寄屋《すきや》 四谷|左門町《さもんちょう》。路をへだてて右どなりが戸沢
主計頭《とざわかずえのかみ》の上屋敷。源氏塀《げんじべい》の西がわについて行くと....
「拷問の話」より 著者:岡本綺堂
他の同類もあわててゆくえを晦ました。四月十二日に入牢して、吉五郎は北町奉行榊原|
主計頭の吟味をうけることになったが、他の同類がひとりも挙げられていないので、かれ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
往々、その頃の怪しげな流布本の武蔵伝をそのまま踏襲して、武蔵を、肥後熊本の加藤|
主計頭の臣としたり、吉岡太郎左衛門の二男といったり、巌流島を仇討としていたり、記....