主鷹司[語句情報] » 主鷹司

「主鷹司〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

主鷹司の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
られることになったのであろう。賤者の名称が同じ程度の他のものに移り行く事は、もと主鷹司の雑戸なる餌取の名が、エタと訛って浄人・河原者等にも及び、はては死牛馬取扱....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
作とか、雅楽寮の楽戸、主船司の船戸、造酒司の酒戸、典薬寮の薬戸、造兵司の雑工戸、主鷹司の鷹戸などとかいう様な、一定世襲の職業を持ったものを申すのであります。かの....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
記事は、ここがエタ最初の場所だと語り伝えられていたものと思われる。 餌取はもと主鷹司被管の雑戸で、後世の餌差と同一のものであった。彼らがもと必ずしも賤民でなか....
「エタ」名義考」より 著者:喜田貞吉
も、またこの餌取説を祖述せられたものである。そしてかく申す自分に於いても、少くも主鷹司の餌取がエタを構成するに至った衆流中の一つたることを認めるものである以上、....
旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
取りあえず今は左に本論に必要なだけを述べておきたい。 餌取とは言うまでもなく、主鷹司に属して鷹や犬に喰わせる餌を取るを職とした雑戸で、なお徳川時代の鷹匠に属す....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
るを職とするもので、徳川時代の餌差というに同じい。昔は高貴の御鷹狩を催される為に主鷹司という役所があり、餌取はその主鷹司に付いている雑戸の類であった。天皇以外貴....