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丼鉢
「丼鉢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
丼鉢の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
を持《もっ》たなりで戸外《おもて》へ飛出したから見物人は驚きました。 ○「何を
丼鉢《どんぶりばち》を振廻すのだ」 清「そ其の土左衛門は何処に居ります」 金....
「道草」より 著者:夏目漱石
ために少なからぬ時間を費やさされた。茶盆、烟草盆《タバコぼん》、火鉢《ひばち》、
丼鉢《どんぶりばち》、眼に入《い》るものはいくらでもあったが、買えるのは滅多に出....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ゃアないか」 丹「然うだね、男じゃア毀すかも知れねえ、私等は何うも荒っぽくって、
丼鉢を打毀したり、厚ぼってえ摺鉢を落して破った事もあるから、困ったものだアね」 ....
「バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
も得体の知れないものが欄干の間から見えた。 『あれは?』 『コロシアムだ、大きな
丼鉢のようだがあの容量は八万人だ。あの中央の緑の美しいのをごらんなさい。秋になる....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
一通り酒を注いで片っ端から呑み乾すのだ」 「へえ、それでは、まあ茶碗に皿、小鉢、
丼鉢、椀があるとして、親子三人暮しに積ったところで、大概知れたもんでございますな....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
、漸《ようや》く出来ました。貴君《あなた》はきっと沢山召上るだろうと思って大きな
丼鉢《どんぶりばち》へ入れて来ましたから御遠慮なく何杯でもお更《かわ》りして下さ....
「くだもの」より 著者:正岡子規
たから、早速沢山持て来いと命じた。やがて下女は直径一尺五寸もありそうな錦手の大|
丼鉢《どんぶりばち》に山の如く柿を盛て来た。さすが柿好きの余も驚いた。それから下....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
八寸の鍋なら玉子三つの割で五、六寸なら二つでようございます。その玉子を深い大きな
丼鉢《どんぶりばち》へ割って玉子一つに中位な匙一杯の割で白砂糖を入れて黄身も白身....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
川のほとりに建つ景色のよい窯場であります。近年この窯で鉄釉の地に絞描で線を引いた
丼鉢を作りました。大型も小型も拵えます。調子が甚だよく、どんな台所に入っても、ま....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
つと砂糖を三杯と牛乳二合をよく混ぜるとドロドロのお粥のようなものが出来る。それを
丼鉢《どんぶりばち》へ入れて鍋へ湯を沸かして
丼鉢を一時間ばかり強くない火で湯煎《....