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久七
「久七〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
久七の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
「番頭さんがそう仰しゃいますから、上野町《うえのまち》の越後屋《えちごや》さんの
久七《きゅうしち》どんに流れの相談を致しまして、帰りにお薬を取って参りましたが、....
「特殊部落の犯罪」より 著者:豊島与志雄
一 「
久七、お前が好きな物持って来ただよ。」 晴々しい若い声と共に、表の戸ががらりと....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
するか、それとも、御城下へ戻るか――間根での修法が、明日の四つ刻にすむとすれば、
久七峠へ出て、牧が通るか、通らぬかを待とう。もし、通らぬ時は、城下へ戻ったもの、....
「藤九郎の島」より 著者:久生十蘭
いたというだけあって、いずれも倔強《くっきょう》な連中ばかりであった。そのなかに
久七という鍛冶《かじ》の心得のあるものや吉蔵という指物師がいて、足らぬがちの島の....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
しろ、可愛いのに痛い目を見せたくはないからな。しかし、出ようによっては――、 「
久七《きゅうしち》、
久七」 閑山は声高《こわだか》にたった一人の下男を呼んだ。....
「女心拾遺」より 著者:矢田津世子
業出の俸給六十円、会計課勤務の男と、もうひとり、永年この社の小使いをしている安藤
久七という四十男、先年女房に死なれたのでその後釜を欲しがっているという。横尾氏は....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ったままである。この昇進の思わしからぬには原因があった。九条兼実は文治二年から建
久七年まで摂政関白であり、良経もその間に内大臣になり、慈円も天台座主に上ったが、....