久保[語句情報] »
久保
「久保〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
久保の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「影」より 著者:芥川竜之介
》さん。」
今度は珊瑚珠《さんごじゅ》の根懸《ねか》けが出た。
「古風だわね。
久保田《くぼた》さんに頂いたのよ。」
その後から――何が出て来ても知らないよう....
「手紙」より 著者:芥川竜之介
。五六日前の午後のことです。僕はやはり木枕をしたまま、厚い渋紙の表紙をかけた「大
久保武蔵鐙《おおくぼむさしあぶみ》」を読んでいました。するとそこへ襖《ふすま》を....
「忠義」より 著者:芥川竜之介
関係上、彼はこれまで、始終修理に対して、意見番の役を勤めていた。彼が「板倉家の大
久保彦左《おおくぼひこざ》」などと呼ばれていたのも、完《まった》くこの忠諫《ちゅ....
「ネオン横丁殺人事件」より 著者:海野十三
たがどうしたものか、どこにもその姿は見当らなかった。電車道を越えて、小路の多い大
久保の方へ逃げこんだものと見える。そうだとすると、追跡は全く不可能になる。 帆....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
◯四日市場の加瀬氏来る。沖縄第百号を一貫匁ばかりお土産に持って来てくれる。 ◯
久保田氏の発足を支援して「地中魔」一冊を整理してまとめる。外に「のみの探偵」と「....
「駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
ある。同じ交通の便利の恩恵を受けるにも両様の意味がある。 ▲戸川秋骨君が曾て大
久保を高等|裏店だと云ったのは適切の名言である。 ▲其上に我々は市外に駆逐され....
「政談十二社」より 著者:泉鏡花
六 「昨年のことで、妙にまたいとこはとこが搦みますが、これから新宿の汽車や大
久保、板橋を越しまして、赤羽へ参ります、赤羽の停車場から四人|詰ばかりの小さい馬....
「久保田万太郎氏」より 著者:芥川竜之介
僕の知れる江戸っ児中、文壇に縁あるものを尋ぬれば第一に後藤末雄君、第二に辻潤君、第三に
久保田万太郎君なり。この三君は三君なりにいずれも性格を異にすれども、江戸っ児たる....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
景気の賑いを茶屋で見ようと、雅名を青楼へ馳せず芝居に流した、どのみち、傘雨さん(
久保田氏)の選には入りそうもないのが、堀から舟で乗出した。もう十時を過ぎている、....
「妖怪学」より 著者:井上円了
しきを感じ、ブドウ酒一杯を傾けたることを夢みたりという。 明治二十年、和歌山県
久保某氏より報知せる書中に、左の一事あり。
久保氏自ら曰く、「一夕、夢中にて余の傍....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
きを感じ、ブドウ酒一杯を傾けたることを夢みたりという。 ○明治二十年、和歌山県、
久保某氏より報知せる書中に、左の一事あり。
久保氏自ら曰く、「一夕、夢中にて余の傍....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
のであろう。下らぬ比較をするようだが、この三君を維新の三傑に比べたなら高田君は大
久保甲東で、天野君は木戸である。大西郷の役廻りはドウシテモ坪内君に向けなければな....
「大切な雰囲気」より 著者:石井柏亭
は相当の分量を書いて居る。 小出の随筆にはユーモアと警句とが頻出する。例えば大
久保作次郎君の印象を書いた短文のなかに、「君子は危きに近よらずとか申しますが、危....
「随想」より 著者:上村松園
もある。そのころの美術雑誌で『煥美』というのがあって、いつかその雑誌で松年先生と
久保田米僊さんとが、画論に争論の花を咲かせたことも覚えているが、世の中の向上とか....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
の先輩には北沢新次郎、河合栄治郎の両教授のような進歩的学者、作家では芥川龍之介、
久保田万太郎の両氏、あるいは現京都府知事の蜷川虎三氏などがいる。 三中に入学し....