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久米正雄
「久米正雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
久米正雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文放古」より 著者:芥川竜之介
に一人もいないじゃないの? 倉田百三《くらたひゃくぞう》、菊池寛《きくちかん》、
久米正雄《くめまさお》、武者小路実篤《むしゃのこうじさねあつ》、里見※《さとみと....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
っている。こう言う作家|所生《しょせい》の言葉は夏目先生以後にもない訣ではない。
久米正雄君所生の「微苦笑」「強気弱気」などはその最たるものであろう。なお又「等、....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
愛事件の最中に、一寸、上京した事があった。これが、最初の上京で、宿は、本郷の元の
久米正雄の家へ行く、右側の第二何とか館というのであった。 この時に、中学入学以....
「「大人の文学」論の現実性」より 著者:宮本百合子
けているのが、文壇人の経済事情、生存感情の推移とその現代性を語っている。菊池寛、
久米正雄氏等の間では二十円会とか三十円会とかいうのがあるそうである。十円がもすこ....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
、どっちか、という岐路に立たねばならぬ社会的理由があるからではないかと思われる。
久米正雄の説によると、大衆文学(久米・菊池のも入れて)はさておき、純粋な文学即ち....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
化は文化的紳士のスタンダードなのだ。 作家では勿論芥川竜之介が、代表者である。
久米正雄氏は門下であるが今日ではもはや漱石文化の圏外にある。通俗小説を書くからで....
「文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
に出ると、私は、その十月号の執筆者の名前をみんな覚えこんだものでした。創作では、
久米正雄《くめまさお》氏のモン・アミが大きな活字で出ていました。森田草平《もりた....
「久保田万太郎氏」より 著者:芥川竜之介
一人ならん。然れども君の微笑のうちには全生活を感ずることなきにあらず。微苦笑とは
久米正雄君の日本語彙に加えたる新熟語なり。久保田君の時に浮ぶる微笑も微苦笑と称す....
「久米正雄」より 著者:芥川竜之介
……新しき時代の浪曼主義者は三汀
久米正雄である。「涙は理智の薄明り、感情の灯し火」とうたえる久米、真白草花の涼し....
「久米正雄氏の事」より 著者:芥川竜之介
いでしょう。しかしこの特質は、決してそこいらにありふれているものではありません。
久米正雄は、――依然として
久米正雄です。....
「恒藤恭氏」より 著者:芥川竜之介
事、エマヌエル・カントの再来か時計の振子かと思う程なりき。当時僕等のクラスには、
久米正雄の如き或は菊池寛の如き、天縦の材少なからず、是等の豪傑は恒藤と違い、酒を....
「夏目先生と滝田さん」より 著者:芥川竜之介
私がまだ赤門を出て間もなく、
久米正雄君と一ノ宮へ行った時でした。夏目先生が手紙で「毎木曜日にワルモノグイが来....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
いささか人里はなれた不便な場所である。私は数年前、よくここへ仕事にでかけた。当時
久米正雄氏もここを仕事場に使っていたようだ。 この旅館は部屋の造りが新婚旅行と....
「文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
のものであります。 東北の冬を描いて雪を取り入れない人は殆んどいないようです。
久米正雄『雪の驛路』 「雪を被つた、そして処々眞黒な屋根々々が、不揃ひに並んだS....
「日本の近代的探偵小説」より 著者:平林初之輔
言えよう。 これまでに、探偵小説を発表した日本の作家に、谷崎潤一郎、佐藤春夫、
久米正雄、松本泰等の諸氏があるということである。その中《うち》で、私は谷崎氏の作....