乗上げる[語句情報] » 乗上げる

「乗上げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

乗上げるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
難船小僧」より 著者:夢野久作
とい七千噸が七万噸でもあの波に引っかかったら木っ葉も同然だ。 一つの波の絶頂に乗上げると、岩と氷河で固めた恐ろしい恰好の聖エリアスが直ぐ鼻の先に浮き上る。文句....
風景」より 著者:豊島与志雄
沿岸を、船は暫し巡航し、上陸点を決定するや、まっしぐらに突き進む。船は半ば陸地に乗上げる。武装の人々は船から飛び出し、そして其処で、時ならぬ狼煙と火焔とが立昇る....
天草の春」より 著者:長谷健
いく分切れ、風も弱まつたようであつたが、波はいよいよ高く、時にもり上がるうねりに乗上げると、からだの中心を失いそうにさえなる。同時に、さつと白い飛沫がとび散る。....