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乗地
「乗地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乗地の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「牛肉と馬鈴薯」より 著者:国木田独歩
ら見ると僕は先輩だアね」 「僕も新体詩なら作ったことがあるよ」と松木が今度は少し
乗地《のりじ》になって言った。 「ナーニ僕だって二ツ三ツ作《やっ》たものサ」と井....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
って置いたのだと云う事が後で知れた。江州の返事が来ない内、千歳村の石山氏は無闇と
乗地になって、幸い三つばかり売地があると知らしてよこした。あまり進みもしなかった....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
あえ》て多くは譲らん積りだ。そうじゃないか」 「そうとも」 「そうだろう」 ト
乗地《のりじ》に成ッて、 「然るに唯《ただ》一種事務外の事務を勉励しないと云ッて....
「活人形」より 著者:泉鏡花
惚れたる風を装おい、愉快げに問いかくれば、こは怪談の御意に叶いしことと亭主は頻に
乗地となり、「いえ世がこの通り開けましたで、そういう甘口な妖方はいたしません。東....