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乗掛け
「乗掛け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乗掛けの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
えたから引外し、如意で刄物を打落し、猿臂を延して逆に押え付け、片膝を曲者の脊中へ
乗掛け、 僧「やい太い奴だ、これ苟めにも旅籠を取れば客だぞ、其の客へ対して恋慕を....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
右へ言を切って、一樹、幹次郎は、すっと出て、一尺ばかり舞台の端に、女の褄に片膝を
乗掛けた。そうして、一度|押戴くがごとくにして、ハタと両手をついた。 「かなしい....
「第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
たそうに軋んで出る。それをも厭わない浅間しさで、児を抱いた洋服がやっと手を縋って
乗掛けた処を、鉄棒で払わぬばかり車掌の手で突離された。よろめくと帽子が飛んで、小....