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「乗鞍岳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

乗鞍岳の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高山の雪」より 著者:小島烏水
のである。 日本アルプスの中で、最も山形に変化の多いのは北アルプスで、それには乗鞍岳(三〇二六米突)や御嶽(三〇六五米突)のように、富士山を除いて、日本第一の....
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
いるのである。 ここには日本アルプス中、唯一の活火山硫黄岳(御嶽火山脈に属し、乗鞍岳の尾根つづきに当る)があって、硫黄岳(別名焼岳)の一峰、白谷火山は、梓川の....
単独行」より 著者:加藤文太郎
り大天井岳西岳小屋を経て槍ヶ岳の絶頂を極め穂高連峯を縦走し上高地へ下山、平湯から乗鞍岳に登り石仏道を下山、日和田から御嶽山に登り王滝口下山、上松から駒ヶ岳に登り....
黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
一 秘密の上にも秘密にやった事だったが、新聞記者にかゝっちゃ敵わない、すぐ嗅ぎつけられて終った。 子爵二川重明が、乗鞍岳の飛騨側の頂上近い数百町歩の土地を買占めただけなら兎に角、そこの大雪渓を人....
自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
う一つ対流渦による週期的現象で珍しいのは「構造土」と名づけられるもので、たとえば乗鞍岳頂上の鶴が池、亀が池のほとりにできる、土砂と岩礫による亀甲模様や縞模様であ....
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
いる。 西の方には木曾御嶽が、緩斜の裾を引いて、腰以下を雲の波で洗わせている、乗鞍岳は、純藍色に冴えかえり、その白銀の筋は、たった今落ちたばかりの、新雪ででも....
谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
杞杓の水をかけては、一杯一杯泥を洗い落している、共稼ぎらしい男女もある、穂高山と乗鞍岳は、窓から始終仰がれていたが、灰の主(焼岳)は、その中間に介まって、しゃが....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
をして、その温かいお粥を、わたくしに食べさせて下さいました。あとで承ると、ここは乗鞍岳の麓で、鐙小屋《あぶみごや》という小屋の中でございました。わたくしに温かい....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
いた模様で、概略の山勢を察し得られたのは、不幸中の幸。 遥か南々西に位する雄峰乗鞍岳に禦るのには、肩胛いと広き西穂高岳が、うんと突っ張っている、南方霞岳に対し....
木曽御嶽の両面」より 著者:吉江喬松
う名前にそむかないと思った。 書店へ寄ると、土地の絵はがきが出ている。その中に乗鞍岳の全景があった。私はそれを買って帰った。 群巒重々として幾多起伏している....