乙女峠[語句情報] »
乙女峠
「乙女峠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乙女峠の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪中富士登山記」より 著者:小島烏水
の方向へと流れて行く、振り返れば、箱根|火山彙《かざんい》には、雲が低く垂れて、
乙女峠から金時山の腰へかけて、大河の逆流するばかり、山と山との間は、幾つにも朝雲....
「半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
。一等、水の綺麗な場所でな。居士が言いましたよ。耕地が一面に向うへ展けて、正面に
乙女峠が見渡される……この荒庭のすぐ水の上が、いま詣でた榎の宮裏で、暗いほどな茂....
「青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
る。私は退屈というものが、いわば一つのなつかしい景色に見える。箱根の山、蘆の湖、
乙女峠、いったい景色は美しいものだろうか。もし景色が美しければ、私には、それは退....