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「乙子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

乙子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
け」 竹万丸は、ことし元服をひかえている十五歳だった。 だいじな連絡にこんな乙子を用いたのは、少年の一途と敏捷のほうが、なまじな者よりは安心とした長年の考え....
私本太平記」より 著者:吉川英治
「薬師丸か。もそっと寄れ」 「はい」 「そちはたしか、熊野山の別当|法橋道有が乙子(末子)であったな」 「はい」 「日野殿のお家と其許の別当家とは、浅からぬ所....
山の人生」より 著者:柳田国男
の取れども尽きぬ宝などと、系統を同じくした歴史的空想である。 筑前|甘木の町の乙子市、すなわち十二月最終の市日にも、山姥が出るという話が古くからあった。正徳四....