九体寺[語句情報] »
九体寺
「九体寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
九体寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
――さっき、坂の下の一軒家のほとりで水菜を洗っていた一人の娘にたずねてみると、「
九体寺《くたいじ》やったら、あこの坂を上りなはって、二丁ほどだす」と、そこの家で....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
あろうに。そう思うとこの積もった埃は実に寂しい。しかしその寂しさはあの潤いのある
九体寺のさびしさではない。 このガランとした壇上の四隅に埃にまみれて四天王が立....