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九助
「九助〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
九助の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
知れませんね。ははははは。子分の善八がそこらを駈けまわって、新宿の裏に住んでいる
九助という蛇捕りを探し出しました。蛇や蝮を捕るのを商売にする男で、それを連れて来....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
読本を取出し、奥に聞えよがしの大声で、徳は孤ならず必ず隣あり、と読み上げ、下男の
九助は、破れた菰をほどいて銭差を綯えば、下女のお竹は、いまのうちに朝のおみおつけ....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
の向上に尽力したるは周知の事実にて、古河新水の名を以て上演したる自作の脚本「文珠
九助」「島の為朝」「三府五港写幻灯」などあり。 ○十月、明治座にて「大森彦七」を....
「山の人生」より 著者:柳田国男
向きたる面構へは、色黒く眼円く鼻ひしげ蓬頭にして鬚延びたり。其|状貌の醜怪なるに
九助大いに怖れを為し、是や兼て赤倉に住むと聞きしオホヒトならんと思ひ急ぎ遁げんと....