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九官鳥
「九官鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
九官鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
くとも事実は事実である。 或る大きな活動写真の撮影場《セット》に行って見ると、
九官鳥、鸚鵡《おうむ》、インコ、紅雀、カナリヤ、※《にわとり》なぞが籠に入れて備....
「あやつり裁判」より 著者:大阪圭吉
気でも、女将さんは儲けるそうだね?」 って訊くと、まるでちゃあーんと仕込まれた
九官鳥みたいな調子で、 「そりゃア旦那様が、競馬で儲けて下さるんでしょう?……」....
「疑問と空想」より 著者:寺田寅彦
あればいつかは是非いずれとも解決し得られる問題であろうと思われる。 二
九官鳥の口まね せんだって三越の展覧会でいろいろの人語をあやつる
九官鳥の一例を....
「橋」より 著者:池谷信三郎
気がついた。 11 四月になったら、ふっくらと広い寝台を据え、黒い、
九官鳥の籠を吊そうと思っています。 私は、寝台の上に腹這い、頬杖をつきながら、....
「挿話」より 著者:徳田秋声
快なその声がしきりにやっていた。 道太は初め隣に気狂いでもいるのかと思ったが、
九官鳥らしかった。枕もとを見ると、舞妓の姿をかいた極彩色の二枚折が隅に立ててあっ....