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「九州大学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

九州大学の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
も川より登り頂上附近の尾根へ出たが、ここでもどうしても道がわからなかった。ここで九州大学医学部の学生に逢って道を聞けば、川を渡って川を上り十町くらいまで行って谷....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
姿をモウ一度、見上げ、見下ろさずにはいられなかった。そうして、 「……ここは……九州大学……」 と独言のように呟やきつつ、キョロキョロと左右を見廻わさずにはお....
白くれない」より 著者:夢野久作
薄気味わるく、その白くれないの花を抓み上げてみた。 「ふうむ。俺の知っている奴が九州大学の農学部に居るからこの紅と白の花を両方とも送ってやろう。おんなじ花が植え....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
たちの月給はインフレーションのもとにおいて一家の生活を支えかねる。そのために最近九州大学の皮膚科の権威である一人の博士が大学を辞職した。それより僅か前に東大の工....
ベルリン大学」より 著者:寺田寅彦
おり、若手ではゲールケ、プリングスハイム、ポールなどもいた。日本人では自分の外に九州大学の桑木さんもある期間出席されたように思う。 鼻眼鏡でぬうっと澄ましてい....
水鬼」より 著者:岡本綺堂
少なくなったようですよ。しかしほかの土地にはめったにない植物だとかいって、去年も九州大学の人たちが来てわざわざ採集して行ったようですが、それからどうしましたか。....
読書遍歴」より 著者:三木清
である。マールブルクで知った人々には、大谷大学の鈴木弘氏、立正大学の守屋貫教氏、九州大学の四宮兼之氏、今は文部省にいる長屋喜一君があり、山下徳治君が来た。 そ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
あたらなくはない。 菊池武敏は、浜をひだりに、箱崎の松原を、ひがしへ出た(現・九州大学附近)。――秋月、星野、草野、黒木党などを両翼に、少しさがっては、松浦党....
由布院行」より 著者:中谷宇吉郎
である。伯父の家の画帳も勿論その厄《やく》を蒙《こうむ》っていた。 この前も、九州大学の先生を連れて来たことがあったそうである。大学の先生ときくと、いつでも伯....