九曜星[語句情報] »
九曜星
「九曜星〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
九曜星の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河明り」より 著者:岡本かの子
見た。するとその店員は家の中へ向って伸び上り、「お嬢さーん」と大きな声で呼んだ。
九曜星の紋のある中仕切りの暖簾を分けて、袂を口角に当てて、出て来た娘を私はあまり....
「縮図」より 著者:徳田秋声
河の上流にある倉持の家は、写真で見ても下手なお寺より大きい構えで、棟の瓦に定紋の
九曜星が浮き出しており、長々しい系図が語っているように、平家の落武者だというのは....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
させるようになったのだった。 茶碗は天目だった。紺青色の釉のなかに宝玉のような
九曜星の美しい花紋が茶碗の肌一面に光っていた。政宗は持前の片眼に磨りつけるように....