九条武子[語句情報] » 九条武子

「九条武子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

九条武子の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少女地獄」より 著者:夢野久作
からなあ。お宅はどこだい」 「下六番町の十二番地。奥さんはトテモ上品でお綺麗な、九条武子様みたいな方ですわ。久美子さんと仰言ってね。先生をトテモ大切になさるんで....
明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
下、山内禎子《やまうちさだこ》夫人、有馬貞子夫人、前田漾子《まえだようこ》夫人、九条武子夫人、伊藤※子《いとうあきこ》夫人、小笠原貞子夫人、寺島鏡子夫人、稲垣栄....
肝臓先生」より 著者:坂口安吾
うございました」 こう云って先生が座につくと、又一人、スックと立った人がある。九条武子の建設した「あそか病院」の院長、大角先生である。 「ただ今のお話は、私も....
無題抄」より 著者:上村松園
ると、優れた才能ある人は、やはり余技においても上手のようです。 余技といえば、九条武子夫人を憶い出します。 九条武子夫人は、松契という画号で、私の家にも訪ね....
九条武子」より 著者:長谷川時雨
一 人間は悲しい。 率直にいえば、それだけでつきる。九条武子と表題を書いたままで、幾日もなんにも書けない。白いダリヤが一輪、目にうか....
朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
話をして来たと、感慨深そうにした。 菊五郎門下の「菊葉会《きくようかい》」に、九条武子さんの作、四季のうちの「秋」に作曲したが、長安一片《ちょうあんいっぺん》....
柳原燁子(白蓮)」より 著者:長谷川時雨
らそういうふうに冷淡に、噂《うわさ》を噂として聞流す女性はすくない。 いつぞや九条武子《くじょうたけこ》さんと座談のおり、旅行のことからの話ついでに、 「別....
好きな髷のことなど」より 著者:上村松園
こだろうとも思います。 最近で日本のあるひと頃の流行の魁をなした人として、私は九条武子夫人を思い出します。 武子さんは生前自分で着物の柄などに就いて、呉服屋....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
、したがってそれが何物であるのか、よく分らないでいることが多いと思う。しかしかの九条武子さんの著書の『無憂華』で世人は大分その無憂華の名を記憶したのだろう。 ....
芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
があるが、これらの美術大家が数学なり、他の科学なりに通じているという事実はない。九条武子、柳原白蓮等の女流歌人にしても、同時に科学者ではない。普通に芸術家たると....