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「九江〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

九江の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
良は病み疲れていた。武漢の共産軍が敗れ、上海の市街戦で同志は一掃され、ボロジンは九江より南昌に隠れ、それ以前ボロジン夫人は密書とともに捕えられ北京の軍法会議に廻....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
けて、勿体《もったい》そうに語ってゆく。 「で、そこには、四大河の水源をなす九十九江源地《ナブナテイヨ・ラハード》なる湖水あり、その湖上には、具諸衣宮殿《アムラ....
運命」より 著者:幸田露伴
ものなり。然るに一敗の故を以て、老将を退け、驕児を挙ぐ。燕王手を拍って笑って、李九江は膏梁の豎子のみ、未だ嘗て兵に習い陣を見ず、輙ち予うるに五十万の衆を以てす、....
光は影を」より 著者:岸田国士
、出征以来、実に稀れにしか家へ手紙を出していない。満洲時代に二度、華中ではたしか九江から一度、マレイ作戦に加つてからはずつと音信不通、仏印に落ちつくと、暇があり....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
廠とか、難解の文字の金看板が、家々の軒にかかっていて、夕陽にピカピカ光っている。九江路を右に曲がり、福建路を行き尽くし、それから初めて仏租界へ、ラシイヌはゆっく....
三国志」より 著者:吉川英治
る者だし、太尉|劉寵は、伯父である。 そして今、大江の流れに臨む寿春(江西省・九江)にあって、その部下には、雄将が多かった。――それを正面の敵とする孫策の業も....
三国志」より 著者:吉川英治
晏如としてはいなかった。叔父の孫静に呉会を守らせて、※陽湖に近い柴桑郡(江西省・九江西南)にまで営をすすめていた。 その頃。 玄徳は新野にあって、すでに孔明....
三国志」より 著者:吉川英治
らね、半日ほど先に江をさかのぼって行った。 日を経て、呉の擬装船団は、潯陽江(九江)の北岸へ漂いついた。漆のような闇を風浪の荒ぶ夜であったが、帆をやすめるいと....