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乱り
「乱り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乱りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
ノとラを入れてはどうか知らん。 ○ 引馬野ににほふ榛原いり
乱り衣にほはせ旅のしるしに 〔巻一・五七〕 長奥麿 大宝二年(文武)に太上天皇....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
は女大学等の主義を唱え、家法最も厳重にして親子相接するにも賓客の如く、曾て行儀を
乱りたることなく、一見|甚《はなは》だ美なるに似たれども、気の毒なるは主人公の身....
「文づかい」より 著者:森鴎外
姫は、しばらく心づかでありしが、かの笛の音ふと耳に入りぬと覚しくにわかにしらべを
乱りて、楽器の筐も砕くるようなる音をせさせ、座をたちたるおもては、常より蒼かりき....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
れども、けっして然《しか》らず、一人の放蕩は諸人の手本となり、ついに世間の風俗を
乱りて人の教えに妨げをなすがゆえに、その費やすところの金銀はその人のものたりとも....