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乱声
「乱声〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乱声の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
た。午後二時に楽人たちが参入した。万歳楽、皇※などが舞われ、日の暮れ時に高麗楽の
乱声があって、また続いて落蹲の舞われたのも目|馴れず珍らしい見物であったが、終わ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
い女房たちの打ち解けた姿なども夕明りに皆美しく見えた。碁は右が勝った。 「高麗の
乱声(競馬の時に右が勝てば奏される楽)がなぜ始まらないの」 と得意になって言う....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の棟門につく。 夙に、お待ちうけらしいたたずまいである。院司の上奏あって、すぐ
乱声(雅楽部の合奏)のうちに、鸞輿は、さらに中門へ進められた。 みかどの父ぎみ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
り、矢が飛び交い、敵味方の喊声が、三ヵ所ほどの浪打ちぎわで、つむじを巻いた。 「
乱声、
乱声っ!」 尊氏は、軍鼓の武士をこう励ました。鉦、鼓、ささらの如き打棒、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
|葉の車から降りて入場する大納言尊氏、また、副将軍直義のすがたに、人々は一せいに
乱声(ときの声に合せて急テンポに楽を奏す)を発した。 式は夜になって、終りの舞....