乱拍子[語句情報] » 乱拍子

「乱拍子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

乱拍子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
緒にあけた女の顔や、人の声や、眼まぐろしく駈けて来ては後へ飛ぶ。機関の響は心臓の乱拍子、車は一の砲弾の如く飄、倏と唸って飛ぶ。 「今三十五|哩の速力です」 と運....
獄中生活」より 著者:堺利彦
には軒の玉水の、 鼓打つかと思わるる。 緒を引きしめて気を籠めて、 打つや手練の乱拍子。 打ちはやし、打ちはやす、 トウトウタラリ、ポポンポン。」 ああ面白ろの....
道成寺不見記」より 著者:夢野久作
ガイの従妹が切り抜いて送ってくれたので、スッカリ当日の印象がまとまってしまった。乱拍子の中で身体を曲げて鐘を見た。鐘が手に届かない位高かったのを見事に飛んだ……....