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乱歩
「乱歩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乱歩の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
んのりした光に包まれている。しかも、四方からの反射で一つの影もない。円形の鏡体、
乱歩の「鏡地獄」のあれを、マア読者諸君は想像すればいいだろう。そのうえ、ここはさ....
「ネオン横丁殺人事件」より 著者:海野十三
すこし開きかけている押入に気がつくと、急に眼を輝かしたのだった。 それは江戸川
乱歩が「屋根裏の散歩者」を書いて以来、開けた自由通路だった。押入の襖を開くと、女....
「赤外線男」より 著者:海野十三
ば思い出しましたが、妻の居るときに、妙な質問を私にしたことがありましたよ。江戸川
乱歩さんの有名な小説に『陰獣』というのがありますが、あの内容に紳商小山田夫人静子....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
二十円へあがる。 ◯探偵小説雑誌案いろいろとあり、筑波書林のものは既に発足した。
乱歩さんのところへ持込まれた他のものは断った由。但し
乱歩氏は平凡社へそれを申入れ....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
きものながら、その題材は主として怪奇物語を取扱っている。我国で例を取れば、江戸川
乱歩の傾向がそうである。探偵小説に至っては、益々科学的知識との結合は重大である。....
「探偵小説とは」より 著者:坂口安吾
リル小説、ユーモア探偵というようなもので、お茶を濁すということになる。 江戸川
乱歩氏などは、日本の探偵作家に稀れな論理的な頭脳を持った作家で、彼の探偵小説批評....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
のである。三作中、これが一番マシであるように思う。この頃僕は、当時売出した江戸川
乱歩氏の探偵小説を非常に愛読していた。作風のいくぶん似かよえるは、全く此の小説の....
「人造物語」より 著者:海野十三
* * 人形のうまく出来上ったものには、魂が入るのだといい、江戸川
乱歩氏は、「人でなしの恋」を書かれて、人形に恋した男が蔵の中で、人形とホソボソ睦....
「私の探偵小説」より 著者:坂口安吾
ても勝てないだろうな、と平野名人も謙遜していたが、私はそうじゃないと思う。江戸川
乱歩、木々高太郎氏等でも、むろん僕では太刀打はできないけれども、平野謙の方が犯人....
「“能筆ジム”」より 著者:坂口安吾
雑誌「日本小説」に「不連続殺人事件」を連載し、探偵小説の鬼江戸川
乱歩先生から過分なる賞讃をいたゞいて以来、僕は文壇随一の探偵小説通と自他ともに許....
「「心理試験」序」より 著者:小酒井不木
江戸川
乱歩兄から、こんど創作第一集を出すについて序文を寄せよとの事。わが探偵小説界の鬼....
「国枝史郎氏の人物と作品」より 著者:小酒井不木
下旬、プラトン社の川口氏の紹介で名古屋ホテルで会談することが出来た。その時江戸川
乱歩氏も居て、自然探偵小説の話に及び、私が大正十二年頃の「新趣味」に氏の訳載され....
「キビキビした青年紳士」より 著者:甲賀三郎
にも書いて見ないかという話があったが、とても僕などにはと尻込みをしているうちに、
乱歩君の「二銭銅貨」が現われ、次いで、「D坂の殺人事件」「一枚の切符」などの名篇....
「「黒死館殺人事件」序」より 著者:甲賀三郎
探偵小説界の怪物江戸川
乱歩が出現して満十年、同じく怪物小栗虫太郎が出現した。この満十年という年月はどう....
「最初の印象」より 著者:大倉燁子
間、私の心は好奇心と不安が交錯していました。 と、いうのは、その頃。 「江戸川
乱歩先生のお書斎にはドクロがつるしてある。お化けの人形がぶら下っている、その無気....