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乱鬢
「乱鬢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乱鬢の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妖僧記」より 著者:泉鏡花
つその狂か、痴か、いずれ常識無き阿房なるを聞きたれば、驚ける気色も無くて、行水に
乱鬢の毛を鏡に対して撫附けいたりけり。 蝦蟇法師はためつすがめつ、さも審かしげ....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
をしばしとどめて十兵衛が顔を見るに、俯伏いたままただはい、はいと答うるのみにて、
乱鬢の中に五六本の白髪が瞬く燈火の光を受けてちらりちらりと見ゆるばかり。お浪はは....