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「乳液〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

乳液の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
るのであった。ある日私は山羊を捉らえて試みに乳を絞って見た。すると純白の不透明の乳液が、椰子の実の椀に三杯取れた。それは大変味がよくてきわめて立派な飲料であった....
南国太平記」より 著者:直木三十五
と、差出した。和田は手にとって、すぐ 「桑でございますな」 乳木とは、折って乳液の出る、桑とか、柏とかを兵道家の方で称するのであった。 玄白斎は、岩へ、顔....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
カデックス(約二合)ずつ。乾漆(ウルシ)合歓(ネム)の木の樹皮の粉末をパパイヤの乳液で溶いた下熱剤を一ポスラム(約五合)あまり、これだけのものを渋滞なく矢継早や....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
九〇ないし一五〇センチメートルばかりに達し、傷《きず》つけると葉と共《とも》に白乳液《はくにゅうえき》が出る。葉は緑色で裏面帯白《りめんたいはく》、葉形《ようけ....