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「乳虎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

乳虎の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒百合」より 著者:泉鏡花
やと不断の通り優しい声。 それもその筈、滝は他に向って乱暴|狼藉を極め、憚らず乳虎の威を揮うにもかかわらず、母親の前では大な声でものも言わず、灯頃辻の方に母親....
五重塔」より 著者:幸田露伴
に夕日の光の閃りと宿って空に知られぬ電光の、疾しや遅しやその時この時、背面の方に乳虎一声、馬鹿め、と叫ぶ男あって二間丸太に論もなく両臑脆く薙ぎ倒せば、倒れてます....