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乳飲み子
「乳飲み子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乳飲み子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
を女にかけてやった。女は無言のまま地にぬかずいて伏し拝んだ。長老は立ち上がると、
乳飲み子を抱いた丈夫そうな一人の女を、機嫌よく眺めるのだった。
「ウィシェゴーリ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
《くま》で縁取られる、ずるそうな率直な娘らしい眼、大きな口、その唇《くちびる》は
乳飲み子のようにふくれ上がって、悪戯児《いたずらっこ》らしい上の空のぼんやりした....
「鷲」より 著者:岡本綺堂
ら取りおろしてもらって、ともかくもここまで抱いてきたが、長い旅をする尼僧の身で、
乳飲み子をたずさえていては甚だ難儀である。なんとかしてお前の手で養育してくれまい....