乳養[語句情報] »
乳養
「乳養〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乳養の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の乳を慕い追い来る、牝獅これをも殺そうと念《おも》うたが我子の善い遊侶と思い直し
乳養して両《ふたつ》ながら育て上げ、死際《しにぎわ》に汝らは兄弟なり必ず讒誣《ざ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
死んだ。時にこの猴生まれて十五日、その母犬に殺され終日泣きやまず、因ってこの婢に
乳養せしむると、長じて能く人の指使に随い兼ねて番語を解するというた。その後清州に....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を挙げた例このほか乏しからず。貝原益軒は、猫は至って不仁の獣なるも他の猫の孤児を
乳養するは天性の一長と称讃したが(『大和本草』一六)、『後周書』に、陸逞|京兆尹....
「新女大学」より 著者:福沢諭吉
異なるものありて、月に心身の自由を妨げらるゝのみならず、妊娠出産に引続き小児の哺
乳養育は女子の専任にして、為めに時を失うこと多ければ、学問上に男子と併行す可らざ....