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乾燥室
「乾燥室〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乾燥室の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
わしい音響が絶えず連続して起っている。全く歯の根がゆるむような気ぜわしさだった。
乾燥室から運ばれる頭付軸木を手ごころで一定の分量だけ掴んで小函の抽斗に詰め、レッ....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
工監督が気取って号令した。 女工たちは汗と肌の匂いを発散させながら歩きだした。
乾燥室はその性質上から二階にあったので階段を降りねばならなかった。梯子段の下には....
「海豹島」より 著者:久生十蘭
ることにし、同年夏、大工と土工を送り、膃肭獣計算櫓、看視所、剥皮場、獣皮塩蔵所、
乾燥室などの急造にとりかかったが、航路の杜絶する、十一月下旬になっても、完成を見....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
目くさくも見せ、また、あどけなくも見せる。 山小屋《ヒュッテ》は、広い料理場と
乾燥室のついた、二階建のがっちりした建物で、大きな広間の天井には煤色の栂《とが》....