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乾風
「乾風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乾風の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
やる家も、手軽でやらぬ家もあるが、要するに年々昔は遠くなって行く。名物は秩父颪の
乾風と霜解けだ。武蔵野は、雪は少ない。一尺の上も積るは稀で、五日と消えぬは珍らし....
「女給」より 著者:細井和喜蔵
ことにして無理強いに主人の威光で承知させられて了った。と、かんかんに凍た氷の街を
乾風にさいなまれ乍ら、彼女は酔いどれの手を引いて行かねばならなかった。登恵子は或....