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争議団
「争議団〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
争議団の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「刻々」より 著者:宮本百合子
六歳から二十五歳という青年だがその統制が整然としていること。職場の特殊性をすべて
争議団側に有利なように科学的に利用している点とともに、革命的指導による極めて新し....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
んとするものである」云々。 愛知県下の多数の私鉄の争議に於て、県の一特高主任が
争議団側の宣言や要求書を起草し、争議解決後新設された従業員組合の役員選出を行い、....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
山下局長の心事誠に悲壮なものがあるではないか。 さて市電市バスの同盟罷業だが、
争議団は東交幹部四十五名の解傭や、一般解傭の威嚇や、従業申し出での誘惑にも拘らず....
「電車の見えない電車通り」より 著者:宮本百合子
に向って特別なアッピールをもしないでいるというのは何故であろうか。そう思って、「
争議団司令部」という大きなはり紙をした二階の手摺のところへ、新聞社写真班のために....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
を申しましても、それはただ一人がっての苦痛でありまして、労働争議などの場合でも、
争議団と資本家と、両方にたくさん悪いことがありますが、それが宗教的反省にまで達し....
「入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
土地を奪われる。そこでストライキをやる。小作争議をやる。やらずにいられない。その
争議団が、官憲や反動暴力団を蹴とばして勇敢にモク/\と立ちあがると、その次には軍....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
かだ。 んで、どっちだ! ――伴は自分でも泣いていた。 次に組合の荒川が「
争議団」を組織して、即刻戦闘の準備をしなければならないことを、皆に話した。「鉄は....
「眼」より 著者:徳永直
思うんだけど……」 女房のお初が、利平の枕許でしきりと、口説きたてる。利平が、
争議団に頭を割られてから、お初はモウスッカリ、怖気づいてしまっている。 「何を…....