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事務長
「事務長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
事務長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
す」
そして道を開いて、衣嚢《かくし》から「日本郵船会社|絵島丸《えじままる》
事務長勲六等|倉地三吉《くらちさんきち》」と書いた大きな名刺を出して葉子に渡しな....
「或る女」より 著者:有島武郎
ずそこを読んで見る葉子はあっと驚かされてしまった。
○某大汽船会社船中の大怪事
事務長と婦人船客との道ならぬ恋――
船客は木部孤※の先妻
こういう大業《おお....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
。あの船長はターナーといったな。一等運転士《チーフメイト》がパイクソン。それから
事務長《パーサー》が……
事務長が、そうだクレーグ。だんだん思い出すぞ。……二年も....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
なく、入口から雪崩れこんだ。 「どうしましたッ」 と真先に入ったのは、クラブの
事務長の大杉だった。しかし内部からはウンともスンとも返事がなかった。 彼は手前....
「海底大陸」より 著者:海野十三
は、船長のことばにおかまいなく、まりのようにそばへ飛んでいった。 「船長。いま、
事務長から電話がございました。すぐお耳に入れるようにとのいいつけです」 「ああ、....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
に身をかためていることも、双眼鏡でのぞいた人々の目にはうつった。 よくばり
事務長 「ものものしいかっこうですが、お許しください」 円板ロケットから、ギン....
「恐竜島」より 著者:海野十三
けた。 そこでラツール氏は、このままにしておいてはよろしくないというので、自ら
事務長にかけあって、この所有者不明の……そういうことにして……密航犬を、発見者で....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
ぎは、ますます大きくなっていった。そのさわぎをすぐ知らせたものがあったと見えて、
事務長が、かけつけた。
事務長も、黒川の話をきいて、おどろいた。そして、すぐさ....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
ンの中へ陣取った。 「もしもし、どなたかしりませんが、もう船室がありませんので」
事務長がこわい顔をして博士のところへやって来た。 「船室? 船室はあるじゃないか....
「火薬船」より 著者:海野十三
、船橋へのぼる階段の方へ歩いていった。 船橋では、虎船長をはじめ、一等運転士や
事務長以下の首脳者が、しきりに、はるかの海面を指して、そこに視線をあつめている。....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
ったのか」 艇長は、しばらく黙っていた。暗号を自分で解いているらしかった。 「
事務長をよべ」艇長の声は、甲高い。 「艇長、お呼びでしたか」 「うん。本社からの....
「一利己主義者と友人との対話」より 著者:石川啄木
よりもその特待生が嫌いなんだ。何日だっけ北海道へ行く時青森から船に乗ったら、船の
事務長が知ってる奴だったものだから、三等の切符を持ってるおれを無理矢理に一等室に....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
来た。末永大阪商船支配人の特別の依頼といい、朝日の記者、名誉ある文人としての名は
事務長を初め船員が皆知っていたから、船医の外に特に一名の給仕を附添として手厚く看....
「西航日録」より 著者:井上円了
はなし。その論極めて大にして、その心最も切なり。ときどき船中の主治医岡村氏および
事務長小野氏これに加わりて、五人内閣を団成し、中央のテーブルと相合して梅花状をな....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
して馬島※事務所を襲撃、大乱闘となり、私の運動員は全員検挙された。残ったのは私と
事務長の山花秀雄君(現社会党代議士)の二人であり、この乱闘の結果、私はまた落選し....