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「事宜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

事宜の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
て曰く、頭を断たぬ内は殺したと言えぬ、また起ちて能くかくのごとき業を作《な》す、事宜《じぎ》に随って他を損ずるも害と名づけず、白膠王の子を害したもののごとしと。....
雪たたき」より 著者:幸田露伴
は此方より人を差添え遣わす。貴志余一郎殿、安見宅摩殿、臙脂屋と御取合下されて、万事宜敷御運び下されい。ただし事皆世上には知られぬよう、臙脂屋のためにも此方のため....
丹下左膳」より 著者:林不忘
子恋《こごい》の森 武江|遊観志略《ゆうかんしりゃく》を見ると、その三月|事宜《じぎ》の項《こう》に――。 柳さくらをこきまぜて、都は花のやよい空、錦繍....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
学校も冬期休業中ゆゑいたって閑散なるべき理窟なれど小生の職務は学堂庶務会計一切の事宜を弁理するにありと支那流にては申す職掌ゆゑ日曜も祭日も滅茶苦茶に忙がしく、一....
「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
会の開催築地本願寺に於いて行われ、遂には帝国議会の建議とも相成り候う事、まことに事宜を得たる施策と、御同慶の至りに存じ候う。 しかれども実を申さば、彼らの間に....