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事少な
「事少な〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
事少なの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
びす》様など唱え鮫というを忌む、日高郡南部町などは夏日海浴する小児が鮫に取られた
事少なからず、されば汽船発動機船などなかりし世には日本の海岸に鮫到り害を為《な》....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の眼界|甚《いと》狭く、外人が先鞭を着けた跡を襲踏するのみで、われより先例を出す
事少なきを笑止に思い、二十余年既に予に右様の思案が泛《うか》みいたてふ昔話を做《....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
は知らず今も紀州に猴神の社若干あり、祭日に百姓ども五、六里も歩んで詣《もう》ずる
事少なからぬ。さるまさると『靭猿《うつぼざる》』の狂言に言えるごとく、作物蕃殖を....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
く義理の分った人だ。 かく鼠はよく物を盗む故、その巣から人に必要な物件を見出す
事少なからず。前にもちょっと述べた通りハムステルてふ鼠は頬に大きな嚢ありて食物を....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
マの社は里に多くあり。石または木にて男の物を作りて捧ぐるなり。今はおいおいとその
事少なくなれり。 一七 旧家にはザシキワラシという神の住みたもう家少なからず。こ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
当時の仏国民を代表する革命軍隊に適するのみならず、運動性に富み地形の交感を受くる
事少なくかつ兵力を要点に集結使用するに便利で、殲滅戦略に入るため重要な要素をなし....