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事後承諾
「事後承諾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
事後承諾の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
たちは、一部学生を動員して日比谷で第一回のユネスコ大会を開いた。このニュースは、
事後承諾の形で新聞にあらわれた。そして一般の人々を驚かした。日本の平和と自由と独....
「女の一生」より 著者:森本薫
時だって前もってお前に一言了解を得たと言うわけでもなし、一緒に住んでいる俺でさえ
事後承諾の形で、一時は憤慨したくらいだ。お前にしてみれば一人娘の婿だからいろいろ....
「操守」より 著者:豊島与志雄
うとなかろうと、金のありそうな客から、お座敷の約束をつけて貰うことだった。時には
事後承諾を求めた。そのお約束は、彼女はいろんなことに利用した。あまり隙《ひま》な....
「盗難」より 著者:佐藤垢石
京都の姉はまた妊娠したのだそうです。ところで父とわたしと相談の上、兄さん夫婦には
事後承諾を求めることにして、勝手なことをやってしまいました。それは、京都の姉の腹....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
出して、自分の手に納めてしまって後、 「お通さん、もらって置いてもいい?」 と
事後承諾を求めたので、お通もせんかたなく、 「すみませぬ」 と礼をいう。 氏....
「三国志」より 著者:吉川英治
州の太守に推薦し、一方、天子に表をたてまつって、おゆるしを仰いでいます。それも、
事後承諾のかたちです。――のみならずまた彼孫権は、どうしたのか旧怨を捨て、自分の....