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事成る
「事成る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
事成るの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
三寸|不爛の舌頭を以て朝鮮出漁を絶叫する事、又、十二年間……折しもあれ日韓合併の
事成るや、大河の決するが如き勢をもって朝鮮に移住する漁民だけが、前後を通じて五十....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
う。かつそれ風を移し俗を易《か》えるは社会の上層から始め、下これに倣うてようやく
事成る。しかるにわずか数年前横浜の外字新聞にわが国貴勝の隠れさせたまえる時刻に真....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
つ浪に船出すべしや」(巻九・一七八一)、「たらちねの母に障らばいたづらに汝も吾も
事成るべしや」(巻十一・二五一七)等である。 ○ あかねさ....
「徳育如何」より 著者:福沢諭吉
て新政府を立てたるその際に、最初はおのおのその藩主の名をもってしたりといえども、
事成るの後にいたり、藩主は革命の名利《みょうり》にあずかるを得ずして、功名|利禄....
「三国志」より 著者:吉川英治
そう」といって、使いの二人にも、大杯をすすめた。 陳応、鮑龍のふたりは、「わが
事成る」と、すっかり油断してしまったらしい。趙雲のもてなしに乗って泥のように酔っ....
「三国志」より 著者:吉川英治
勢を引いて、呉の本営へ降人となって、余命を託すというあわれな始末だった。 「わが
事成る、わが事成れり。いまは蜀帝玄徳を生捕りにする一事あるのみだ」 と、呉の総....
「三国志」より 著者:吉川英治
※国王によく伝えるがよい」と、その虜兵をもすべてゆるし、みな本国へ帰してやった。
事成るやただちに、孔明は祁山へ向って軍をかえした。途中、表をしたためて、成都へ使....