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「事知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

事知の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
露肆」より 著者:泉鏡花
務省お届済みの専売特許品、御使用の方法は唯今お目に懸けまするが、安全口金、一名火事知らずと申しまして、」 「何だ、何だ。」 と立合いの肩へ遠慮なく、唇の厚い、....
旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
と説明しているのは、その頃の世人がキヨメをもエタと呼んでいた証拠であって、かねて事知らぬものは濫僧をも、乞食・非人をも、同一にみておったことを知るに足るのである....
思い出の記」より 著者:小泉節子
ただこれだけです。あなたの好きしましょう。宜しい。私ただ書く事少し知るです。外の事知るないです。ママさん、なんぼ上手します』などと云って相手になりません。強いて....
ニッケルの文鎮」より 著者:甲賀三郎
は被害者が清水宛てに手紙を出した事を知ってるか』って聞かれたわ。 あたしそんな事知らなかったの。下村さん達も知らなかったわ。先生の手紙は大抵あたしが出しに行く....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の特ダネや、と。各社の社会部記者は部長に怒鳴りつけられたそうだ。こんなオモロイ記事知らんちう新聞記者あるか! アホタレ! 各社のアホタレどもは無念でたまらない....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
するの常習を開発するを目的とす。米国政府は農業上の学理と実験との調和を高調して農事知識を普及せしめんがため農務省の発行する農業時報の農民に利用せらるるもの毎号一....
東上記」より 著者:寺田寅彦
って窓外にきらめく舷燈の赤き青き。汽笛の吼ゆるごとき叫ぶがごとき深夜の寂寞と云う事知らぬ港ながら帆柱にゆらぐ星の光はさすがに静かなり。革鞄と毛布と蝙蝠傘とを両手....
戦争ジャーナリスト論」より 著者:戸坂潤
を辿るか。この点最近の短期間の動向から類推する他あるまい。それによると、大衆の軍事知識の常識化と照応して、軍事評論の多少の質的向上と客観的な観点への落ちつきとを....
碑文」より 著者:豊島与志雄
こんで、ウイスキーの杯を重ねた。そして突然きりだした。 「君は伯父さんのことは万事知っているだろうが、隠さずにいってくれないか。一体、伯父さんの今の財産は、どう....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
なのがある、長州が本気で立てば薩摩が黙っていない、薩摩と長州とが手を握れば天下の事知るべし」 「面白くなるのだな」 「それは面白くなるにきまっているけれど、おた....
虞美人草」より 著者:夏目漱石
蟹《かに》の眼のような泡《あわ》が幽《かす》かな音を立てて浮き上がる。 「そんな事知らないわ」と糸子は匙《さじ》でぐるぐる攪《か》き廻している。 「そら阿爺《お....
行人」より 著者:夏目漱石
」と云った。「玉子の白味でどこをどう貼り付けるんだい」と聞くと、彼女は、「そんな事知らないわ」と取り済ました口の利《き》き方《かた》をして、さっさと信玄袋を引き....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
しないわ」 「そう、それじゃ雪江さんは、どんなところへ御嫁に行くの?」 「そんな事知るもんですか、別に何もないんですもの」 雪江さんと叔母さんは結婚事件につい....
黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
したる覆轍《ふくてつ》(普仏戦争一八七〇年七月宣戦――九月セダン大敗)に出でざる事知るべし。若《も》し此《この》争闘両三年の久を経る時は、東洋の諸国之が為に利害....
新版 放浪記」より 著者:林芙美子
をトントン降りて行ったかと思うと、「私達は貴女を主人にたのまれたのですよ。こんな事知れていいのですかッ!」と云う声がきこえている。切れ切れに、言葉が耳にはいって....