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二人静
「二人静〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二人静の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
ている。 「大変細い花ですね。――見た事がない。何と云うんですか」 「これが例の
二人静《ふたりしずか》だ」 「例の
二人静? 例にも何にも今まで聞いた事がないです....
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
食堂に下りて、窓の外に簇《むら》がる草花の香《におい》を嗅《か》ぎながら、橋本と
二人静かに午餐《ごさん》の卓に着いたときは、機会があったら、ここへ来て一夏気楽に....
「蛇の花嫁」より 著者:大手拓次
衣に透《す》けり 秋の日は みえざるごとく とほくして 思ひのかげを うごかせり
二人静 汝《な》がこゑは 月の夜《よ》にゆるる
二人静《ふたりしづか》のはな ....