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二俣
「二俣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二俣の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
四谷八・二〇 白馬尻一二・一〇 白馬頂上四・三五 白馬尻六・〇〇 猿倉七・〇〇
二俣には発電所ができるらしく、工事の人がたくさんいる。その水の取入口が猿倉の少し....
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
全部と、第一旅団の一部を本軍として、正面から攻撃することになり、第一旅団の残部は
二俣を目指すことになった。本軍の先鋒青木大尉は、率先して進み、第一塁を陥れて勇躍....
「薬草取」より 著者:泉鏡花
語って、さて、 「姉さん、お前さんは麓の村にでも住んでいる人なんか。」 「はい、
二俣村でございます。」 「あああの、越中の蛎波へ通う街道で、此処に来る道の岐れる....
「山道」より 著者:中里介山
小河内《おごうち》まで三里、小河内から氷川まで三里。氷川から青梅鉄道の終点である
二俣尾まで四里。 その晩、旅人は小河内の鶴の湯という温泉へ泊って翌日
二俣尾から....
「古事記」より 著者:太安万侶
深い。―― かくてその御子をお連れ申し上げて遊ぶ有樣は、尾張の相津にあつた
二俣《ふたまた》の杉をもつて
二俣の小舟を作つて、持ち上つて來て、大和の市師《いち....
「野槌の百」より 著者:吉川英治
と、形だけは、夫婦でありながら、敵以上に、呪いあっているこの男女が、とぼとぼと、
二俣尾から青梅宿をぬけて通ったのは、あくる日だった。 宿を出て、裏街道をだらだ....