二十五座[語句情報] » 二十五座

「二十五座〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

二十五座の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
も変だよ冷てえ人間の面アみた様な物がある」 甚「ナニ些とも驚くこたアねえやア、二十五座の衣裳で面《めん》が這入《へえ》ってるんだ、そりゃア大変に価値《ねうち》....
陽炎座」より 著者:泉鏡花
あべ川、市村しるこ、渠はあまい名を春狐と号して、福面女に、瓢箪男、般若の面、……二十五座の座附きで駈出しの狂言方であったから。―― 「串戯じゃないぜ。」 思わ....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
、声が、タンタンと響きました。 何事ぞ、この未熟、蒙昧、愚癡、無知のから白癡、二十五座の狐を見ても、小児たちは笑いませぬに。なあ、―― 最早、生効も無いと存....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
つ怪しいと思いましたよ。普通神楽師といえば、われわれの頭にまずうつってくるのは、二十五座とか、十二神楽とか、馬鹿囃子《ばかばやし》とかいったようなものですが、あ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
名所古蹟なんていうものを見て歩いてどうなるのです。変った人間の顔を見たいのなら、二十五座の神楽師《かぐらし》に面揃《めんぞろ》いをさせて見た方がよっぽど手間がか....
多神教」より 著者:泉鏡花
(榛貞臣。修験の出)禰宜。(布気田五郎次)老いたる禰宜。雑役の仕丁。(棚村久内)二十五座の太鼓の男。〆太鼓の男。笛の男。おかめの面の男。道化の面の男。般若の面の....
随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
芸人の横顔をまざまざと見せられる感じではないか。 お通夜の晩に、お経の代わりに二十五座の馬鹿囃子をやってくれと頼んで死んだのも、この圓遊だった。――その遺言は....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
』では「黒田騒動」における右団次の浅川主水の闇試合を評して、白痴がさんまを持って二十五座を踊っているようだと罵倒したので、右団次|贔屓の反感を買ったらしく、評者....