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二十日
「二十日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二十日の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
やはり同じ主人に仕えるという事だけ、そののちかすかに風聞された。
(大正六年四月
二十日)....
「或る女」より 著者:有島武郎
を承知していた。
六
葉子が米国に出発する九月二十五日はあすに迫った。二百
二十日の荒れそこねたその年の天気は、いつまでたっても定まらないで、気違い日和《び....
「外科室」より 著者:泉鏡花
ハヤその佳境に進みつつ、メス骨に達すと覚しきとき、 「あ」と深刻なる声を絞りて、
二十日以来寝返りさえもえせずと聞きたる、夫人は俄然《がぜん》器械のごとく、その半....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
輸送だなどと間ぬるいことではダメであります。軍艦のように太平洋をのろのろと十日も
二十日もかかっては問題になりません。それかと言って今の空軍ではとてもダメです。ま....
「鷭狩」より 著者:泉鏡花
まことに、この大旅館はがらんとしていた。――宵に受持の女中に聞くと、ひきつづき
二十日余りの間団体観光の客が立てつけて毎日百人近く込合ったそうである。そこへ女中....
「半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
。……やっぱりお宅でお世話になって、その帰途がけ、大仁からの電車でしたよ。この月
二十日の修善寺の、あの大師講の時ですがね、――お宅の傍の虎渓橋正面の寺の石段の真....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
思はさせたるぞ。 広岡の継母に、かくて垣越に出会いしは、ふるさとに帰りし日の、
二十日過ぎたる夕暮なりけむ。 舞台には隣間近なり。ここに居ても、この声の聞えや....
「母を尋ねて三千里」より 著者:アミーチスエドモンド・デ
せていって下さい。」 マルコはこういってたのみました。 親方はまた、 「おい
二十日もかかるぞ。つらい旅だぞ。それに一人で歩かねばならないのだぞ。」 といい....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
やむ。 (七十歳) 一八六二年 三月 十二日 最終の研究。 六月
二十日 最終の金曜夕の講演。 一八六三年 ロンドン大学の評議員を....
「狂人日記」より 著者:秋田滋
を見つけ出した。 それにはこんな題がついていた。 なぜか? 一八五一年六月
二十日―― 私は会議室から出た。私はブロンデルを死刑にした。彼はなぜ自分の五人....
「誓之巻」より 著者:泉鏡花
を喜んで聞いていらっしゃるの。 どんなにか心細いでしょう。寝たっきりで、先月の
二十日時分から寝返りさえ容易じゃなくッて、片寝でねえ。耳にまで床ずれがしてますも....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
ように火屋の外へふッとなくなる。 「厭だ、消しちまった。」 勝手口は見通しで、
二十日に近い路地の月夜、どうしたろう、ここの戸は閉っておらず、右に三軒、左に二軒....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
気を着けて見ておいたんじゃアあるまいか。 持って来たのが十八日、取りに来たのが
二十日の朝、検べたのが前の晩なら、何でも十九日の夜中だね、希代なのは。」 「へい....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
者たる国民に聞くべきであったと思います。しかし、それをやらなかった。五月十九日、
二十日に国会内に警官が導入され、安保条約改定案が自民党の単独審議、単独強行採決が....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ンはあたかも満州事変前の日本に対する満蒙の如きものであった。あたかも良し同年十月
二十日ドイツ皇帝カール六世が死去したので、これに乗じ些細の口実を以て防備薄弱なり....