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二十日正月
「二十日正月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二十日正月の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
半右衛門でも連れてまいったか」 由「いゝえ、旦那様はお産があると間もなく、慥か
二十日正月の日でございました、急な御用で京都へお出でになりましたから、御新造が御....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
百両の分配を受けて来た。このお下げ金は各宿救助の意味のものだ。 ちょうど家では
二十日正月を兼ねて、暮れに生まれた男の子のために小豆粥なぞを祝っていた。お粂、宗....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
手紙であった。
クリスマスと新年の祝いも、いつしか過ぎ去りまして、はや今日は
二十日正月となりました。昨年の御正月には、御なずかしき御家に上りまして、御雑煮の....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
門松も飾藁も名残なく取去られて、浮世は元の姿にかえるも淋しい。しかし江戸ッ児には
二十日正月までの物日はまだ乏しくないのだ。 揚り凧 一度は世に捨て果てて顧み....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
嘸ぞ困ったろうが、昨日番頭が國綱のお刀を持って帰られたろうな」 政「へえ」 小「
二十日正月までに拵える事に相成ったが、彼の國綱は存じて居るであろうが、鬼丸同作で....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
んでいる地方は広いが、これは私には新しい流行かと思える。それよりも異名の多いのは
二十日正月で、その名の由来についても、土地ではともかくも説明があり、それを比べて....