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二卵
「二卵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二卵の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
少々毛色くらい異《かわ》るならん。さて欧州のものは、一夏に十|乃至《ないし》二十
二卵を生む。日本のものも必ず少なくとも十や十五は生むならん。保護さえ行き届かば、....
「三人の双生児」より 著者:海野十三
は、双生児らしく似かよったところがないと思う。双生児に二種あって、一卵性双生児と
二卵性双生児とがある。前者はたいへんよく似た瓜二つの双生児が生れるし、後者はそれ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ウスがスパルタ王ツンダレオスの妻レーダに懸想し、天鵞に化けてこれを孕《はら》ませ
二卵を産んだ。その一つから艶色無類でトロイ戦争の基因たるヘレネー女、今一つから、....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
が右胸を押えているということが、クイロス教授の|物云う表象だったのだよ。しかも、
二卵性の男女双子に、暹羅兄弟が全然ありえないということを知ったら、はっきりと君は....
「澪標」より 著者:外村繁
自分から地上にしゃがみ、雄は羽を慄わせて雌の背に乗る。 鳩は一夫一妻で、一回に
二卵を産み、雌雄交互に卵を温める。孵ったばかりの鳩の雛は赤裸で、目ばかり大きく、....